《RIHO日記》今日考えさせられたこと

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こちらの記事についてもご覧いただけたらと思います。

kaiholo-hawaii.hatenablog.com

 

さて、昨日上記の記事を投稿しました。
今日はそのことについての私の勝手な「私が感じたこと日記」です。
シリアスな内容でもあるので、明るい面白いトピックではないことを先にお知らせいたします。

 

現在7月5日AM1:23、ハワイ時間で7月4日です。

寝る前にInstagramであることがポストされていたのを見て少し考えさせられました。それは、本来独立記念日は「愛国心をもち、みんなでお祝いしよう」という日なのに、いまのこの状況。黒人の人権を訴えるデモがアメリカのあちこちで行われている現実。「いまこの国に愛国心を持てるだろうか?」という疑問。そういった気持ちで独立記念日を迎えた方もいるようでした。
ちゃんと正すべき問題・リスペクト・権利について、いまアメリカでは黒人だけでなく、いろいろな人が行動を起こしているのだと日々ニュースやSNSを通して感じています。

アメリカには黒人が奴隷だったという歴史がありますよね。そのような扱いを受けた人々にとって当時「独立記念日」とはどんな日だったのかを考えさせられました。国は独立しても、自分が自由になるわけじゃない。
1776年イギリスから平等・自由を求めてついに独立することができたアメリカ。その独立宣言の中には欠けていたものがあります。

もともとその土地で暮らしていた先住民たちと、奴隷として連れてこられた黒人の人々の人権。

平等・自由のための独立のはずが、ネイティブアメリカンや黒人は仲間はずれ。
それって本当の平等ではないですよね。

また、私の大好きなハワイも元々は一つの王国。だったにもかかわらずアメリカに侵略された歴史を持つ場所でもあります。
彼とマカプウトレイルに行った際に見た道路の落書きが忘れられません。
「Haole(ハオレ=白人のこと)は出て行け」
私はまだそのストレートでシャープな言葉を完全に理解することはできません。
ただ、何年も経ったいまでも、自分がされたことかのように、自分たちの土地を奪われたと感じている人々・先祖たちの怒りを受け継いでいる人々がまだいるという事実はとても胸に刺さりました。あの落書きのような目に見える表現ではなくとも、そう感じながら心に秘めているハワイアンもきっといるのだろうなぁと。

私にはこういったルーツがないので、理解したいとは思っても、彼らの気持ちを本当に理解することはできないんじゃないかなぁと思います。
ただ、昨日の記事でアメリカの独立記念日をみんなが好きなお祭りのような祝い事と書いた手前、いまのこういった現実(だけでなくいままで積み上がってきたものも含めて)や「こう思っている人もいるんだ」ということについても少し書いておきたいと思ったのでこのような記事を書きました。
私自身、知っているようでほんとの深いところまでは知らない、ある意味ただの知ったかぶりなのかもしれません。いままでは頭のどこかでアメリカの’いいところ’ばかりを見るようにしていたのかも。もっとアメリカのことを知りたい。いい面も悪い面も。歴史のことももっと。

最後にひとりの日本人の勝手な願望ですが、
アメリカの人々全員が心から祝える独立記念日がこの先訪れますように。